メンバー

爲壮京子

クライアントのイメージをカタチにするために

グラフィックデザインと、イラストを担当しています。
私が心がけているのは、クライアントさんから話しかけやすいデザイナーであろうということです。クライアントはクリエイティブの業界ではないケースも多く、たとえば士業の団体であったり、固い業界の方もいらっしゃいます。
クライアントは、業務上「パンフレットを作る」ということになっても、どんなものを作るのがよいのか、イラストは入れたほうがいいのか、写真は使うのか、色はどうするのか……など、制作については専門外なので「どうすればいいか分からない」ケースがほとんどです。
私は、打ち合わせを経て得た情報から「こういうものがご希望かな?」と考えて、いくつか案を出しながら、クライアントさんの中に眠っているイメージを掘り起こすお手伝いをしていくんです。
それで「こんな感じにしたかったんです!」とすんなり終わればいいですが、たいていはここから何回もの修正作業が入ります。担当者御本人の直しもありますし、会社の部署や最終決裁する方の意向が入ってくる場合もあります。
たびたびの修正の連絡は、担当の方も「何度も悪いなあ」と思うでしょうし、言いにくいと思うんです。でも私は、そういうときに気軽に相談できるキャラクターであろうとしています。もともと、「話しやすい」「相談しやすい」と言われてもいますし。

デザイナーは、クライアントが望むイメージをデザインの力で作り出し、思っていたよりもさらにいい状態で仕上げるのが仕事です。クライアントは、組織であればいろんな意見が出るので、当然何回も修正が入るでしょう。その直し指示にいいデザインでお応えしたい、そのためには「思っていることはなんでも伝えてくださいね」とお話しています。

私は美大出身ですが、デザイン関係の仕事にはカラーコードに入るまで就いていなくて、9年前に中途入社でカラーコードに入ってから、この会社で育ててもらってきました。
デザインについては、今後、クライアントの要望にゼロ地点から関わって、ディレクターとして企画全体を動かすようになりたいと思っています。

得意分野はイラスト

イラストにはもっと力を入れていきたいです。
イラストは、カラーコードの中で私のみが担当しています。やはり絵を描くことが好きですから、いろんなご要望に的確にお応えできるバリエーションを備えていきたいです。

この数年、ステイショナリーで有名な企業の、ダイアリーノートで表紙を描かせていただいています。それは自分でもお気に入りのイラストで仕上げられ、クライアントからも好評です。
1つ仕上げるたびに「このノートをどんな人が手に取ってくれるのかな」とワクワクする気持ちでいます。こういう仕事を広げていきたいと思っています。

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